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2011-12-02 01:45 | カテゴリ:ISO、取ってみたはいいけれど
12月になりました(て、もう2日ですが)。今年もあと1か月です。
先日、ISOの『文書』に関してお話ししましたが、どうもISOの認証を取得した会社には「管理」という用語に少し拒否反応を示す傾向があるようです。

仕事にはルールがあるはずです。ルールには目的があるはずです。
ISO9001の場合、その目的の大本が『顧客満足』にある、ということです。
この『顧客満足』という用語にも少し違和感があるのですが、要するに皆さんにとっての『顧客』とはどんな存在なのか(どのような人または組織が顧客なのか?あるいはどんなニーズを持っている人または組織を顧客と定義するのか?)が明確になれば、そのニーズを満たすことが本来の目的となるはずです。

ISO9001(品質マネジメントシステム)の本質はここにあると思います。
これがわかっていれば、顧客ニーズを満たした財またはサービス(ISOではこれを製品と呼んでいます)を、顧客に提供するに至るまでのプロセス(多くの場合は企画・設計から引き渡しまで)を管理していくための仕組みが必要であることはわかるでしょう。
したがって、そういう製品を作りこんでいる皆さんの仕事は「管理」されていなければならず、そのための『ルール』が必要となるのですよね。
遡れば、仕事の上でのルールには、必ず『目的』(言い換えるとそのルールが存在する『理由』またはそのルール通りにすることによって達成する目標)があるはずです。
皆さんはそれを『理解』することが必要となります。
それによって、「ルールを変える」という行為も可能となります。
「そういう目的なら、こういう手順(ルール)のほうがより効果的ではないか?」という『疑問』が出てくるはずです。

仕事をする上では、常にこのような『疑問』あるいは『問題意識』を持つことが『改善』への第一歩となります。
皆さんはこのような『疑問』あるいは『問題意識』を持って仕事をしていますか?
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