セベ経営会計事務所通信
中小企業と起業を目指す人を応援するセベ経営会計事務所のブログです。
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2011-11-19 12:30 |
カテゴリ:経営改善
セベ経営会計事務所の瀬部です。
今の経営環境の中、コスト削減を実行している会社は多いのでしょうね。
コスト削減って、今に始まった話ではありませんが、まあ、その意識は大切なものだと思います。
で、よく見かけるのは、コスト削減というよりも「支出削減」ですね。
支出の中には『コスト』と『ロス』があります。
私の考えでは、『コスト』とは①売上の獲得に貢献する支出、②会社運営上必要不可欠な支出、の2つがあると思っています。
①はわかりますよね。売上の原価になる部分はもちろんそうですが、営業費(販売費)などもそうです。
この中で、いわゆる『交際費』などは税務上の制約もありますが、本来はそれが『売上の維持・獲得に貢献する』支出である分については『コスト』です(この辺りは税理士会でも税制見直しの提言をしているようですが)。
②はたとえば借入金の利息(金利)などです。必要な分の借入にかかる金利は『コスト』です。
では、『ロス』ってなんでしょうか。
それこそ、上記の2点に当たらない支出は『ロス』と考えていいと思います。
『ロス』には、明らかに『ロス』だろうとわかるものと『コスト』と混同されているものとがあります。
この『コストと混同されているもの』が厄介です。
たとえば、『交際費』には本当に売上の維持・獲得に貢献するもの(上記で書き忘れましたが、結果として新規獲得に失敗したようなものでも、新規の取引の獲得や既存の売上の維持・拡大を目的として行った活動の支出はコストといえます)とそうでないものとの区別が難しいですね。
また、金利に関しても、しっかりした資金計画に基づく借入にかかるものは通常、コストの範囲に入ると思いますが、必要以上の借入(意外とそういう借り方をしておられる企業が多いですね。これは銀行さんとの関係維持のためかもしれませんが…)に係る部分の多くはロスに当たるものと思われます。
コスト削減については、支出のうち、『コスト』の部分と『ロス』の部分を区分して(多くの場合は調査で。でも経験則によらざるを得ないものもありますので、慎重に)、『ロス』の部分を削減、あるいは縮小する対策が必要です。
誤って上記の2点に当たるような支出を削減または縮小してしまっては、それこそ経営上のロスになってしまいます。
今の経営環境の中、コスト削減を実行している会社は多いのでしょうね。
コスト削減って、今に始まった話ではありませんが、まあ、その意識は大切なものだと思います。
で、よく見かけるのは、コスト削減というよりも「支出削減」ですね。
支出の中には『コスト』と『ロス』があります。
私の考えでは、『コスト』とは①売上の獲得に貢献する支出、②会社運営上必要不可欠な支出、の2つがあると思っています。
①はわかりますよね。売上の原価になる部分はもちろんそうですが、営業費(販売費)などもそうです。
この中で、いわゆる『交際費』などは税務上の制約もありますが、本来はそれが『売上の維持・獲得に貢献する』支出である分については『コスト』です(この辺りは税理士会でも税制見直しの提言をしているようですが)。
②はたとえば借入金の利息(金利)などです。必要な分の借入にかかる金利は『コスト』です。
では、『ロス』ってなんでしょうか。
それこそ、上記の2点に当たらない支出は『ロス』と考えていいと思います。
『ロス』には、明らかに『ロス』だろうとわかるものと『コスト』と混同されているものとがあります。
この『コストと混同されているもの』が厄介です。
たとえば、『交際費』には本当に売上の維持・獲得に貢献するもの(上記で書き忘れましたが、結果として新規獲得に失敗したようなものでも、新規の取引の獲得や既存の売上の維持・拡大を目的として行った活動の支出はコストといえます)とそうでないものとの区別が難しいですね。
また、金利に関しても、しっかりした資金計画に基づく借入にかかるものは通常、コストの範囲に入ると思いますが、必要以上の借入(意外とそういう借り方をしておられる企業が多いですね。これは銀行さんとの関係維持のためかもしれませんが…)に係る部分の多くはロスに当たるものと思われます。
コスト削減については、支出のうち、『コスト』の部分と『ロス』の部分を区分して(多くの場合は調査で。でも経験則によらざるを得ないものもありますので、慎重に)、『ロス』の部分を削減、あるいは縮小する対策が必要です。
誤って上記の2点に当たるような支出を削減または縮小してしまっては、それこそ経営上のロスになってしまいます。
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